【鉄筋工のキャリアプラン】未経験から職長へ。収入と仕事内容は、どう変わる?

はじめまして。宮城県仙台市を拠点に、宮城県近郊で鉄筋工事を手掛けている株式会社工藤鉄筋鋼業です。


「鉄筋工の仕事に興味があるけど、将来のキャリアや給料がどうなっていくのか、よく分からない…」

そんな疑問をお持ちではありませんか?この記事では、一人の職人が未経験からスタートし、現場のリーダーである「職長」になるまで、仕事内容と収入がどのようにステップアップしていくのかを、一般的・客観的な視点で詳しく解説します。



ステップ1:見習い期間(入社~1年目) - プロとしての土台を築く

どんな熟練の職人も、最初は誰もが未経験からスタートします。この「見習い期間」は、鉄筋工として長く活躍していくための基礎体力と、仕事の基本を身体で覚える非常に重要な期間です。焦る必要は全くありません。一つひとつの作業の意味を理解し、現場の雰囲気に慣れることから始めましょう。この時期に築いた土台が、数年後のあなたの大きな成長に繋がります。


主な仕事内容:現場に慣れ、基本作業を覚える


見習い期間の主な役割は、先輩職人がスムーズに作業できるようサポートすることです。まずは、現場で飛び交う専門用語や道具の名前を覚えることから始まります。最初は「猫(ネコ)」と呼ばれる一輪車で資材を運んだり、結束線を配ったりといった補助的な作業が中心です。その中で、鉄筋工事の基本的な流れを学びます。


そして、少しずつ「ハッカー」という道具を使った結束作業など、簡単な作業から挑戦していきます。もちろん、最初は先輩がすぐ側で丁寧に教えてくれます。「見て覚えろ」という時代ではなく、安全に、確実に技術を身につけてもらうための教育体制が整っている会社がほとんどです。


収入の目安:一般的な初任給と手当について


未経験からスタートする場合、給与は日給月給制(出勤日数に応じて給与が支払われる制度)が一般的です。金額は、勤務する地域や会社の規模によっても変動しますが、日給9,000円~12,000円程度からスタートするケースが多く見られます。


これを月収に換算すると、約20万円~27万円が一つの目安となるでしょう。


もちろん、これはあくまでスタートラインの金額です。ここから経験を積んだり、後述する資格を取得したりすることで、給与は着実に上がっていきます。また、会社によっては残業手当や休日出勤手当などが別途支給されるため、頑張りが収入に反映されやすいのも、この仕事の魅力の一つです。


ステップ2:一人前の職人(2~5年目) 現場を支える中心的存在へ



入社から数年が経ち、現場の流れや基本的な作業を完全にマスターすると、いよいよ「一人前の職人」として現場を支える中心的な存在へと成長していきます。見習い期間のサポート役から、自ら考えて動くプレイヤーへと役割が変化し、仕事の面白さと責任感が一気に増す、充実した時期です。この段階での経験の積み重ねが、将来の給与や役職に直結していきます。



仕事の変化:図面を読み、複雑な配筋に挑戦


一人前の職人になると、単に言われた作業をこなすだけでなく、簡単な設計図面(配筋図)を読み解き、それに基づいて自ら鉄筋を組んでいく能力が求められます。梁(はり)や柱、壁など、建物の骨格となる重要な部分の配筋を任されるようになり、仕事のスケールが格段に大きくなります。


※代表は図面通りに鉄筋が現場で収まった際に、大きな達成感と楽しさを感じます!!


また、現場によっては、新しく入ってきた見習いの職人に簡単な作業を教えるといった、指導的な役割も担うようになります。これまで先輩の背中を見て学んできた自分が、今度は教える立場になることで、技術への理解がさらに深まり、職人としての自信もついてくるでしょう。



収入の変化:資格取得が給与アップの鍵


この時期は、職人としての価値を大きく高める「資格取得」が、収入アップの直接的な鍵となります。特に、国家資格である「鉄筋施工技能士(1級・2級)」の取得は、多くの会社で必須目標とされています。



資格を取得すれば、毎月の給与に「資格手当」が上乗せされるのが一般的です。これにより給与のベースが上がるだけでなく、より大規模で難易度の高い現場に参加できるようになるため、職人としての市場価値も高まります。日給も着実に上昇し、月収30万円~40万円以上を得ることも十分に可能です。多くの職人が、この段階で大幅な収入アップを実感しています。



ステップ3:職長(5年目~)現場を動かす司令塔



職人として十分な技術と経験を積んだ先に見えてくるのが、現場のリーダーである「職長(しょくちょう)」というポジションです。職長は、数名から十数名の職人チームを率い、現場全体を動かしていく司令塔の役割を担います。自らの手で作業するプレイヤーとしての側面だけでなく、チームを管理するマネージャーとしての能力も求められる、責任とやりがいの大きな仕事です。



仕事の役割:プレイヤーからマネージャーへ


職長の仕事は、単に鉄筋を組むだけではありません。工事を計画通りに、かつ安全に進めるための管理業務が中心となります。例えば、元請けであるゼネコンの担当者と打ち合わせを行い、工事の段取りを決めたり、設計図面を詳細にチェックして、職人たちに的確な指示を出したりします。



また、チームメンバーの能力や体調に気を配り、適材適所の人員配置を考えるのも重要な役割です。ときには若手の相談に乗ったり、チームの士気を高めたりと、現場の「親方」として、技術面だけでなく精神面でもチームを支える存在となります。



収入の目安:責任と評価に見合う給与水準


現場全体を管理するという大きな責任を担う職長は、その評価が収入に明確に反映されます。給与形態も、日給月給制から固定月給制に移行する会社が多く、安定性が増します。



具体的な金額は、会社の規模や工事の大きさ、本人の実績によって大きく異なりますが、一般的な目安として年収500万円~700万円以上を十分に目指せるレベルです。大規模なプロジェクトを成功させることができる優秀な職長であれば、さらに高い収入を得ることも珍しくありません。職人としてキャリアを積んだ先にある、大きな目標の一つと言えるでしょう。



【まとめ】この記事の最後に



ここまで、鉄筋工の一般的なキャリアパスについて、見習い期間から職長になるまでのステップをご紹介しました。鉄筋工は、経験とスキルを正当に評価され、着実にキャリアと収入をステップアップさせることができる、将来性の高い仕事です。



もちろん、そのためには日々の努力が欠かせません。しかしそれ以上に、あなたの成長を後押ししてくれる環境、つまり「どの会社で働くか」が非常に重要になります。充実した教育制度や、資格取得を応援してくれる文化がある会社を選ぶことが、あなたの5年後、10年後の姿を大きく左右するのです。



株式会社工藤鉄筋鋼業はこの記事でご紹介したような「職人へのステップアップ」を、私たちは万全の教育体制と、業界トップクラスの資格取得支援制度で力強くサポートしています。未経験の方でも、安心してプロを目指せる環境がここにはあります。



もし、この記事を読んで鉄筋工の仕事に少しでも興味をお持ちいただけましたら、まずは私たちのことを知ってみませんか。下のリンクから、私たちの仕事や働く環境、そして募集要項をご覧いただけます。



あなたのキャリアの第一歩を、ぜひ私たちと。


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